大井川鉄道本線 金谷駅〜千頭駅
井川線 井川駅 初夏の森林浴旅情記

2007年6月21日に日帰り旅行で
大井川鉄道本線〜井川線を縦断して
接阻峡の大自然を満喫して来ました♪
初夏という事もあって緑が綺麗で贅沢な
森林浴気分でした。帰りの最後となる
千頭〜金谷間はSL急行に乗車。
簡単ではありますがレポートします。


大井川鉄道の始まりはここから!JRのホームからも
直接行く事が出来ますが・・・あえてここから!!

金谷駅はJRとの乗換駅になります。
フェンスの向こうの後ろがJR東海道本線です。

9:16発千頭行き普通列車はもと南海電鉄の
「ズームカー」と呼ばれていた南海2100系です。

JR線から見るとこじんまりしているホームです。
でもローカルムード満点で大好きです。

車内はこんな感じ。冷房ユニットの音が大き
過ぎる様な・・・気がしました。
でも、冷房は良く効いてました。

座席はとてもやわらかい座り心地のシートです。
リクライニングはしないものの、最初からある程度
斜めになっているので背中も疲れませんでした。

地名駅では、反対から来た、もと近鉄特急車と
列車交換。

10:31千頭駅着です。大井川鉄道の路線バスが
接阻峡温泉を結んでいます。以前の夏来た時は
駅前で「あゆの塩焼き」を売ってましたが残念
!!

井川線のトロッコ列車です。通常の鉄道車両より
二周り以上小さいです。写真の先頭車は制御
車両。一番後ろのディーゼル機関車を操りバック
で登って行く事になります。10:35発です。

車内は広くはない!狭いですが・・・景色を堪能
するには十分過ぎるかもしれませんネ♪

冷房の設備はありません。中には暖房の設備が
無い車両もあるらしい・・・。

森林鉄道という名がふさわしいです。
こんな木漏れ日の中を20Kmでトコトコ走ります。

奥泉駅にて反対列車と列車交換。

天気が心配でしたが御覧の通り!良い天気に
恵まれて良かったです。

だいぶ川幅が狭くなってきた大井川上流です。

アプトいちしろ駅に到着。御存知!!!日本一の
急勾配をアプト式で上り下りするための専用の
機関車を連結します。

乗客の皆さんも興味津々ですネ♪専用機ED90型
が奥の待機位置から近づいて来ました。

いよいよ連結!!緊張の一瞬!!
真ん中に見える歯車のレールがラックレールです。
ここに車輪を噛み合わせる事によって急勾配を
登る事が出来ます。

左にはダム湖がある以外はなにもありません。
静かなものです・・・・・。連結作業中は汽笛で合図
するので、良く山々にこだまします。

いかに急勾配を登っているか分かります??

登って来た後ろです。

アプト区間を走っていると前方に長島ダムが姿を
現します。このダム発電には使われないそうです。

奥大井湖上駅を出発後です。気持ちの良い青空
がダム湖に写り込んでます。風も気持ち良い♪

接阻峡温泉駅にて反対列車と列車交換。
以前来た時に比べて屋根が新しくなりましたネ。
駅前には「森林浴露天風呂」の温泉があります。

動力のある機関車は最後尾。井川寄りの制御車で
遠隔操作して動かしています。
井川へ向うのはバックしている事になりますネ。

関の沢鉄橋を渡りはじめました。
秋の紅葉時期に来たら素晴らしそうです!!

窓から真下を撮影してみました。眼下の沢まで100m
写真じゃ高さが伝わらないですねぇ〜。

遠目の山並みも綺麗でした。少し霞んでましたので
前日雨が降っていればもっと綺麗だったでしょうね。

緊急事態発生!!木の枝が前方の線路内に!!
緊急停車して、ただ今乗務員さんが撤去中〜♪

車窓には井川ダムが見えて来ました。
まもなく終点井川です。井川線はこのダムの建設
資材運搬などの目的で敷設されました。

12:18到着しました。
井川線の終点です。こじんまりとした静かな駅です。
駅の下に降りると食事何処があります。

「南アルプスあぷとライン」は井川線の愛称です。

木々に囲まれた静かな駅。

井川駅から下へ徒歩で5分で、井川ダム湖が展望
できます。ちょっと水が少ないかなぁ〜。

帰りも同じ編成でした。行きとは違う車両に乗り
気分を変えて乗車してみました。13:12発千頭行き
今度は正式に機関車が先頭に立ちます。

長島ダム駅にて反対列車と列車交換。アプト機関車
も反対列車のを付け替えるため8分の停車です。

大きさを比べるとかなり大きい!!!
・・・って言うかディーゼル機関車が小さいんです。

連結オーライ!オーライ!OK〜〜!!
連結作業自体はスピーディに行われます。

ED90型アプト式電気機関車は足回りが力強そうです。

井川線の主力ディーゼル機関車です。

連結前です。結構見学者も列車を降りています。

せっかくなので2列車を並べて撮影してみました。
これ線路内ではなく警報鳴ってない踏切で
撮影しています。御安心を・・・。

帰りの制御車の運転席(後方客室)から
アプト区間を撮影。かなぁ〜〜り勾配がついてる
の分かりますよネ。

千頭駅に15:04到着。せっかくなので駅前に待機中
の大井川鉄道の路線バスを撮影。

千頭駅構内に静態保存されています。
かなりボロボロになっちゃてます・・・。

今日の15:23発「急行かわね路」は「C11 190号機」
熊本県からやって来た新入りです。

プレートも磨かれてぴかぴか!!

スハフ42 2186の車内はとても温かみのある感じ。
本物の木枠の座席や側面壁が丁寧な作りです。
床は木で張られています。油の匂いが懐かしい・・・。

オハ35 435の車内は哀愁漂う感じです。
全体的に国鉄時代の感じがそのまま残っている
様な感じです。

デッキも木張りです。右奥は洗面所なのですが、
その床はタイル張りで出来ています。

洗面所です。ススでかなり黒くなっていました。
多くの人達がここで旅の汚れを洗ったのでしょう。
ちなみにJRホームに古い洗面場&鏡があるのは
蒸気機関車時代の名残りなんですよ。

天井にいくつか装備されている扇風機に真ん中
には「日本国有鉄道」と書いてあります。 

何人の人が座り思いを残していったのだろうか・・・。
昭和初期、当時から変わらぬ姿・・・。

旧型客車やSLが群をなす新金谷駅構内。
写真を見る限りでは昭和初期の風景か・・・。
次は、まもなく終点の金谷。ここまで保機無しでした
が金谷からの回送の利便を考慮してか、最後尾に
連結してました。

16:46終点金谷に到着!!
「C11 190号機」お疲れ様でした。
この後、保機に引かれ回送されました。
長かった1日も終焉です。

    

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