2009年 秋の京都旅行
〜 嵐山・広隆寺・龍安寺・金閣寺・銀閣寺・南禅寺・知恩院・三十三間堂・伏見稲荷 〜
二泊三日で京都に行って来ました。 紅葉にはチョット早い時期ですが・・・ 京都と言えばココ!っていう定番 の場所がほとんどですが、中学校の 修学旅行で来て以来なので新鮮な 感じがしました。次回は別の場所を 散策してみたいと思いました♪ |
11月2日(月) =嵐山=嵐電=広隆寺〜仁和寺〜龍安寺=
京都への旅立ちは東海道新幹線静岡駅6:42発の 「ひかり493号」です。普段「のぞみ」として運用に付 くN700形新幹線ですが・・・この「ひかり」は同形式 での運行です。せっかくなんで最新型車輌で♪♪ |
京都には8:01に到着しました。早いです!!わずか 1時間半程で着いてしまいました。静岡なら日帰り出 来る場所なのに二泊三日京都三昧とは贅沢な旅な のでしょうかネェ〜♪今のところ天気は晴れです。 |
乗ってきた「ひかり493号」を見送ります。隣に止 まっているのも同形式の「N700形」です。窓が小さ く窓同士の間隔が広いのが特徴です。 |
まず初めに向かうのは嵯峨野観光鉄道が運行する トロッコ列車に乗るためJR山陰本線で嵯峨嵐山駅 に向かいます。東海道本線で活躍していた221系が 最近はJR山陰本線にも運用に入ってるんですね。 |
東海道本線からは消滅してしまった「113系湘南色」 を発見!!連結器の変更や前面窓ガラスがHゴム からアルミサッシに変更されている改造車です。 |
嵯峨嵐山駅に到着しました。左奥に見えている茶色 い建物が「嵯峨野観光鉄道、トロッコ嵯峨駅」です。 雲が厚くなってきて少し肌寒かったです。 |
予約を入れた列車は「嵯峨野1号」と「嵯峨野2号」の 往復ですが、発車時間まで時間があったので駅から 徒歩数分の京福電鉄「嵐電」嵐電嵯峨駅付近で写 真を撮影しました。モボ101形同士の擦違いです。 左側は広告電車で右側はオリジナル塗装車です。 |
嵯峨野観光鉄道のトロッコ列車を牽引する DE10形 1104号機です。この写真はJR嵯峨嵐山駅 から撮影しています。実際停車しているホームから だとホームの先端付近で停車しているので綺麗に 撮影が出来ません。ココで撮影するのがお勧め♪ |
車内の様子はこんな感じ♪トンネルも結構あるので すが、天井から吊り下げられている裸電球の淡い光 がなんともノスタルジーで良い雰囲気でした。 コレに気付いている人ってどれだけいたのかな? |
嵯峨野観光鉄道はもと旧JR山陰本線でした。新しい 路線ルートが出来た為廃止になったものを復活させ た鉄道です。保津川に沿い紅葉の美しい景観の中を 走ります。残念ながら紅葉最盛期はまだの様です。 |
鉄橋などの景観の良い所では列車が止まってくれ ます。通常の鉄道には無い嬉しいサービスですネ♪ トロッコ亀岡駅についたらそのまま同じ列車に乗っ たまま帰ります。往復満員でした。 |
帰りは終点まで行かずトロッコ嵐山駅で下車しました。 この後は京福電気鉄道「嵐電」の嵐山駅を目指しな がら嵐山近辺を散策します。御昼の時間にもなって来 たので美味しいものを探しに歩き出す事にします。 |
トロッコ嵐山駅を出て左に向かいしばらく歩くと 「竹林の道」が現われます。空高く伸びた竹は空を 覆い隠してるので昼間でも薄暗くなんとも神秘的♪ 「竹林の道」は京を代表する風景でTVドラマなどに もよく登場します。夕暮れ時もまた格別の様です。 |
嵐山のシンボル「渡月橋」です。普通は嵐山をバック に撮影するんでしょうが・・・逆光になってしまうのが 嫌であえてこちらから♪晴れている様に見えますが 突然雨が降ったりしていました。この橋の通りには 御土産物や食事何処がたくさん軒を連ねていました。 |
「嵐電」嵐山駅に来ました。駅のホームには「足湯」 がありました。駅の改札で「利用券\150円」を購入 して利用できます。記念に持ち帰れるタオル付き なので手ぶらで着ても安心です。左のチケットは 「嵐電1日フリーきっぷ」です。\500円で乗り放題♪ |
「駅の足湯」はホームの一番端にあるので改札口 からはチョット確認しづらいかもしれません。 カウンターにいる係りの人に「利用券」を見せて 入れます。「利用券」は記念に持ち帰れます。 女性のために簡易更衣室もありますよ。 |
足湯に入り足の疲れも癒えたところで次の目的地 「広隆寺」に向かいます。銘菓「八ッ橋」の広告電車 のモボ101形に乗車、太秦広隆寺駅を目指します。 ピンク色で小さくて可愛い電車ですネ♪京都観光 には欠かせない路面電車です。 |
太秦広隆寺駅からすぐこの光景が目に入ります。 三条通りに面している広隆寺の南大門です。 秦河勝が聖徳太子に賜った仏像を本尊に創建。 太子との縁から今も京都の人はこの寺を 「太秦のお太子さん」と親しみを込めて呼んでます。 |
広隆寺最大の見所は「弥勒菩薩半跏思惟像」です。 国宝第一号の仏像で「東洋のモナリザ」と呼ばれ 世界的にも名高い弥勒菩薩です。残念なことに写 真撮影は禁止なのでガイドブックの写真を複写しま した。静かな霊宝殿内で眺めていると・・・なんとも 言えない優しい表情に心が洗われます。 |
広隆寺を見終わったら再び「嵐電」に乗り「仁和寺」 に来ました。御室仁和寺駅からは徒歩5分程です。 江戸時代に建てられ左右に金剛力士を安置するこ とから「仁王門」と呼ばれ重要文化財に指定されて います。仁和寺は平成6年に国連の世界遺産に登 録されました。分かりづらいですが雨降ってます。 |
重要文化財に指定されている「五重塔」に虹が架か りました♪各層の屋根の大きさがほぼ同じという江 戸期の特徴を示しています。寛永21年(1644年) に建立されました。 |
現存最古の紫宸殿の遺構である「金堂」です。 優雅な多々佇まいの金堂は、桃山時代に御所に 造営された紫宸殿を江戸時代前期に移したもので 国宝に指定されています。 |
「仁和寺」を見終わったら世界遺産にも登録されて いる「龍安寺」に向かいました。仁和寺からは、 きぬかけの道を15分程歩いてすぐ隣にあります。 龍安寺といえばこの石庭!石庭と言えばこの庭 を指すほど有名です。禅の境地を表していると言 われている白砂を敷き詰めた枯山水の石庭です。 |
日も暮れて来たので宿へ向かおうと思いましたが まだチョット早いかな?と思い「嵐電」を全線乗って みます。「鉄分補給♪」です!法的には路面電車 なのですが、専用軌道区間の方が多く道路を走 る区間は以外に少ないです。そんな貴重な区間! 左側を「京都バス」が追い越して行きました。 |
専用軌道区間から併用軌道区間に入ります。 前方の車は交差点を右折しようとしていますが 当然電車は減速して停車します。左側には車に 電車の接近に注意を促がす看板があります。 いかにも路面電車らしい風景です。 |
嵐電で「鉄分補給」終了〜♪北野白梅町駅に到着 しました。雨も降って来て風も強い!結構寒かった です!!日頃の行いが悪いせいか!?今夜の宿 は駅から徒歩15分程のビジネスホテルです。 明日の宿は贅沢な予定なので今日は我慢・・・。 |
11月3日(火) 〜金閣寺=銀閣寺〜南禅寺〜知恩院〜
北山文化の象徴とも言える「金閣寺」お釈迦様の お骨を祭った舎利殿「金閣」が特に有名なのでそ う呼ばれていますが正しくは「鹿苑寺」と言います。 臨済宗相国寺派の禅寺です。世界遺産にも登録 されています。手前の池は「鏡湖池」です。 |
1層は「寝殿造風」で、2層は「武家造風」 3層は中国風の「禅宗仏殿造風」で異なる建築様 を巧みに融合させた独創的な建物です。2,3層に 金箔を張り屋上に金銅製の鳳凰を乗せています。 思わず立ち止まってしまう程の美しさです!! |
やはり紅葉にはまだ早い様でした・・・。しかし所処 赤く色付いていました。昨日は雲が厚く雨模様でし たが、今日は快晴で結構暖かい陽気でした。 |
金閣寺の側面と紅葉を組み合わせて撮影です。 屋根の上には鳳凰が乗っています。見えるかな? 青い空が気持ちよさそうです。 |
鯉が滝を上れば龍になるという中国の故事にちな んだ鯉魚石が置かれている「龍門滝」です。 |
「金閣寺」を見終わり次は「銀閣寺」に向かいます。 金閣寺道バス停から銀閣寺道バス停まで京都市 営バスで向かいます。乗ったのは日野ブルーリボン シティのトルコンAT仕様車でした。 |
世界遺産のも登録されている東山文化を代表す る「銀閣寺」です。正式には「慈照寺」と言います。 建物の下層は住宅風、上層は仏堂になっていて 仏寺と住宅の二つの様式を組み合わせた建物に なっています。残念な事に下層は工事中でした。 |
国宝に指定されている義政公の持仏堂「東求堂」 檜皮葺きの現存する最古の書院造です。 北面東側の四畳半は同仁斎と呼ばれ東山文化を 生み出す舞台となり、また草庵茶室の源流 四畳半の間取りの始まりと言われています。 |
展望所からの眺めです。「金閣寺」が華やかな 北山文化を象徴するのと対照的に「銀閣寺」は 「わび」「さび」の東山文化を代表しています。 銀閣寺の参道には土産物屋、甘味何処、食事何処 がたくさんありとても賑やかでした。お昼も近くなっ て来たのでこの辺りで昼食にしました。 |
銀閣寺の参道の入り口付近から「哲学の道」があ ります。春は桜の名所、秋には紅葉が綺麗です。 「日本の道百選」にも選ばれています。歩いて 「南禅寺」まで行こうと思いましたが・・・紅葉が 中途半端だった事と疲労軽減&時間短縮するた めにタクシーを使う事にしました。 |
タクシーを使ったのであっという間に着いてしまい ました。「哲学の道」を歩いて来たら結構時間が 掛かったかもしれません。正解です!と言うわけで 「南禅寺」豪華な三門です。歌舞伎「楼門五三桐」 で石川五右衛門が門の上から「絶景かな絶景かな」 と見得を切ることでも有名です。 |
大方丈と小方丈の入り口となる大玄関です。 静かな雰囲気で趣がありますネェ〜♪撮影した 写真は人があまり写っていませんが・・・結構観光 客はいました。特に外国の人達が多かったです。 写り込まない様に撮影するのに苦労しました。 やっぱり綺麗な写真撮りたいですからネ♪ |
南禅寺境内に通っている「水路閣」です。琵琶湖疏 水の分流を流すレンガ造りのアーチ橋で、ローマ遺 跡のよ様な雰囲気があります。全長93mあります。 |
南禅寺境内からから徒歩10程で蹴上にある 「インクライン」に来ました。船を線路上の船台に乗 せて運航した傾斜鉄道の跡です。春には桜の名所 ですが・・・秋の今では完全ながら季節はずれ・・・。 |
さて、浄土宗総本山「知恩院」に来ました。法然が 念仏を布教した寺です。写真の三門は現存する 日本最大の木造の門で屋根瓦は7万枚もあります。 とんでもない大きさで他を圧倒している存在感です。 |
知恩院の中心堂で法然上人の御影を祀る御影堂 は間口45m、奥行35mもあります。止めてあるバス と比べるといかにスケールが大きいか分かるでしょ うか?集会堂は工事中のため見れませんでした。 |
大鐘楼の釣鐘です。写真では対比物が無いので分 かりづらいですが・・・馬鹿みたいにデカイです!!! 鐘の厚みで分かるかなぁ〜。何と70tもあります! ではそろそろ本日の宿へ向かいたいと思います。 |
本日の宿は祇園の近く石塀小路にある「田舎亭」 と言う片泊まり(夕飯は無し)の風情のある町家の 宿です。家庭的なもてなしでとても良い感じでした。 夕飯は祇園近くで京会席料理を食べに行きました。 |
11月4日(水) 〜三十三間堂〜伏見稲荷=東海道新幹線=
楽しかった京都巡りも今日が最終日です。楽しい事 は過ぎるのが早いですネ・・・。そのまま帰るのは もったい無いので時間が許す限りJR京都駅周辺で 楽しみたいと思います。東山安井バス停から京都 市営バスに乗り「三十三間堂」に向かいます。 |
三十三間堂の本堂全体です。「蓮華王院」が正式名 称ですが、本堂内陣の柱間が33あるためこう呼ばれ ています。全長は120mあり国宝に指定されています。 |
本堂の中は撮影禁止なのでガイドブックを複写。 本堂の中には高さ3m余りの千手観音坐像(国宝) を中心に1001体の千手観音立像(重要文化財)が ずらりと並んでいます。広大で静かな空間がまさに 圧巻で目が釘付けになってしまいました。 |
三十三間堂を見終ったら徒歩で京阪「七条駅」に向 かいました。京阪電車は七条から北側、出町柳駅ま での区間は地下鉄になっています。「鴨川」に沿って 北上しています。写真はその駅の入り口付近から、 七条道りの「七条大橋」から「鴨川」を撮影しました。 |
七条駅からはわずか3駅で「伏見稲荷駅」に到着 しました。ここから伏見稲荷の入り口までは徒歩で わずか5分位です。特急電車などは停車しない駅 なので利用の時は注意が必要ですよ。 |
参道入り口の鳥居です。かなり大きいです。 JR奈良線の「稲荷駅」からだと駅を出て直ぐこの光 景が見えます。伏見稲荷は全国に3万社あるという 稲荷神社の総本宮。五穀豊穣、商売繁盛の神とし て信仰を集め初詣の参拝者数は全国でも名高い。 |
朱塗りが綺麗な伏見稲荷の本殿です。 ここへ来るのは実は2回目なのです。この本殿の 背後には「千本鳥居」への入り口があります。 |
ここに再び訪れたのはこの光景を再び見たかった からです。参道に何千本もの「鳥居」が並べられト ンネルになっています。「千本鳥居」と呼ばれてます。 |
稲荷神社の本殿背後にそびえる稲荷山にはいたる 所に祠、塚がありこれらを巡拝する事を「お山めぐり」 と言います。約4Km(1時間30分)で回れるようです。 しかしそんなに時間は無かったので適当に散策です。 |
坂の下から頂上に向けて望遠レンズで撮影して見 ました。鳥居の回りは木々が茂っていて昼間でも薄 暗く僅かな木漏れ日が鳥居を通して差し込んで来ま す。何とも幻想的な光景です。たまりませんネェ〜♪ |
鳥居には奉納した人(会社)の名前が刻んであり ます。大きくて立派な物、小さくて可愛らしい物、 新しい物、古い物、朽ちて無くなってしまた物 様々な鳥居が永遠に続いています。 |
そろそろ帰る時間が迫って来てしまいました。 JR奈良線「稲荷駅」から乗って京都駅に向かいます。 京都駅にはわずか2駅で到着します。 |
京都駅15:05発「こだま666号」で静岡へ帰ります。 700系の増備で出番が少なくなった300系です。 旅の締めくくりになりますので贅沢に「グリーン車」 に乗車しました♪静岡駅到着は17:16着です。 「ひかり」なら早いですが・・・のんびり行きたい♪ |
ホント楽しい事はあっと言う間に過ぎてしまいますネ。 旅の思い出のパンフレットがこんなに沢山!! 京都は訪れる季節を変えて見ると違った発見が 沢山あると思います。是非また訪れてみたいです。 |
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