サンライズ出雲で行く山陰巡り旅行
〜 境港・温泉津温泉・倉敷美観地区 〜
2008年12月2日(火)サンライズ出雲 に乗って山陰地方の「ゲゲゲの鬼太郎」 の原作者の故郷である境港や以前にも訪 れて風情が良かった「温泉津温泉」に 行ってきました。帰りは時間があったので 「倉敷美観地区」などにも立ち寄りました。 |
2008年12月2日(火) 静岡駅=東海道新幹線=
東京駅=寝台特急サンライズ出雲=岡山駅
静岡19:48発こだま576号で東京駅に来ました。 700系が増備され300系の運用が減る現在ですが 2編成が並ぶ光景が見れました。 |
東京駅22:00発の寝台特急サンライズ出雲に乗車 します。わざわざ東京駅に来た訳は静岡駅0:20発 で遅すぎる事と、始発から乗りたかったためです。 |
以前は24系25形の寝台客車で運転されていた 出雲ですが・・・時代の流れか、現在では寝台特急 電車の285系で運転されてます。 |
東京駅10番線と言えば全盛期に寝台特急列車が 西へ何本も発着していましたが・・・現在では2本のみ です。残念ですが春のダイヤ改正では1本が廃止さ れてしまいます。 |
サンライズ出雲は東京駅からJR伯備線経由で出雲 市駅を結びます。 |
東京駅から岡山駅の区間ではサンライズ瀬戸と 一緒に走ります。サンライズ瀬戸は瀬戸大橋を渡り 高松駅まで走ります。 |
小窓が二段に並ぶ独特な車両は「ノビノビ座席」。 22:00まもなく発車です。 |
「サンライズ」とは「日の出」の意味です。車体の側 面にはそれをイメージしたマークが貼ってあります。 |
今回は1人用B寝台個室「シングルツイン」に乗車 しました。寝台料金は\9,170円です。普通の1人用 個室と違い写真の下段と上段があり広いです。 |
各車両の端にある洗面台です。大きな鏡と自動栓 で水が出ます。コンセントやハンドソープも備えて あります。 |
4号車と11号車に連結される「シングルDX」と 「サンライズツイン」の通路です。床はカーペットで 敷かれていて正に「走るホテル」です!! |
サンライズ出雲&瀬戸では「ノビノビ座席」を除いて 全て個室寝台です。車内は木目調でとても落ち着 いた雰囲気です。 |
寝台料金不要の座席指定のみで利用出来る 「ノビノビ座席」です。一度利用した事があるので すが・・・隣の人が気になりとても落ち着けるもの ではありませんでした。個人的には嫌い!! |
「ノビノビ座席」の通路はこんな感じです。 カーテンは装備されていますが・・・プライバシーは 無いに等しいです・・・。やはりお金出しても落ち着 ける個室が良いです。 |
3号車と11号車にはフリースペースのラウンジが あります。シャワー室の空きを待っているときは便 利です。明朝の車内販売はここで購入することが 出来ます。もう少し広いと良いんですが・・・。 |
列車にはシャワー室もあります。出雲&瀬戸に一つ づつしか無いため利用する時は少し待つ事がありま すが、列車内でシャワーを浴びる事が出来るなんて 贅沢な気分になります。利用料は¥310円です。 |
一回¥310円でシャワーが6分間出ます。一時停止 すれば時間はカウントされません。一回の入浴だっ たら十分だと思います。 |
シャワーはカード式で車掌から購入して利用します。 ドライヤーも装備されています。退出する時は次の 人の事も考えて洗浄ボタンを忘れず押しましょう。 |
シャワー室の向かえには自動販売機も設置されて います。通常の大きい自販機ですが・・・ あるのは4種類だけです。 |
車掌から購入出来る「タオル&歯ブラシ」と シャワーカード、個室に配布されている車内案内の パンフレットです。 |
2008年12月3日(水) 岡山駅〜JR伯備線〜米子駅〜JR境線〜
=水木しげるロード=JR米子駅=特急スーパーおき=温泉津温泉
JR山陽本線、岡山駅に着きました。岡山駅は最 も需要がある陰陽連絡線のJR伯備線と四国への 瀬戸大橋の玄関口への乗換えの多い駅です。 |
岡山駅6:27定刻に到着です。まだ早い為ホームは 閑散としています。サンライズ出雲と瀬戸を切り離す 作業のため約5程停車します。 |
行き先案内の電工掲示にも単独で二列車の名前 と時間が初めて同時に表示されるようになりました。 |
東京駅〜岡山駅間ではこのように運転席のある 先頭車両同士が顔合わせで連結されて走ってき ました。これを切り離してそれぞれの目的地へ向 かいます。 |
ホーム上にある四角い物は連結機のカバーです。 客車列車より手間が少なく作業が進みます。 |
切り離しが終了、前に連結していたサンライズ瀬戸 が6:31発車しました。この後6:33にサンライズ出雲 が発車となります。 |
6:46倉敷駅を発車。倉敷駅を出ると伯備線に入り 大きく右にカーブして瀬戸内地区を離れて 中国地方に向かいます。 |
JR伯備線は単線路線です。そのため特急列車 などは途中駅で停車する事があります。 上石見駅ではL特急やくも6号と擦れ違うため 運転停車しました。 |
9:03米子駅に到着しました。サンライズ出雲は この先、出雲市駅まで運転されます。途中下車 してしまいましたが・・・なんかもったいないですネ。 |
米子駅の0番乗場からJR境線に乗車します。 JR境線では通常の駅名に加えて妖怪達の 名前が駅名(愛称)になっています。 |
境線の0番乗場では鬼太郎と目玉おやじのブロン ズ像が出迎えてくれました。のぼりには 「妖怪の国にようこそ」と書いてあります。 |
9:30発1641Dに乗車して境港駅に向かいます。 JR境線ではゲゲゲの鬼太郎のキャラクター達が 描かれた車両で運転されています。 この車両は「猫娘列車」です。 |
車内も御覧のとうり♪昔からの古い車両ですが 綺麗に改装されています。扇風機は国鉄時代 からある物です。一緒に記念撮影です。 |
境線は全線単線非電化路線のため駅で上下列車 が交換します。途中駅では「鬼太郎列車」と遭遇。 |
山越えなどは無く平坦な直線をのんびり走ります。 米子空港駅もあり空の玄関口でもあります。 |
10:11境港駅に到着しました。ゲゲゲの鬼太郎の 生みの親「水木しげる」氏の故郷がここ境港です。 ここからは「水木しげるロード」を散策します。 |
境港駅から徒歩数分、色々な妖怪のブロンズ像 を見ながら進むと「妖怪神社」が現われました。 |
「妖怪神社」の向かいには「猫娘」のブロンズ像が ありました。 |
水木しげるロードのちょうど中心に流れる「大正川」 には「鬼太郎&目玉のおやじ」のブロンズ像があり ました。目玉のおやじは鬼太郎の手に乗ってます。 |
鬼太郎のブロンズ像の反対側には「ねずみ男」の ブロンズ像がありました。何か他の像と比べて妙に リアルな感じがするのは気のせいでしょうか・・・? |
大正川の橋からさらに進む事数分、今度は 「目玉のおやじ」のブロンズ像です。 |
境港駅から歩いて来てブロンズ像が立っている 水木しげるロードの終点にある「水木しげる記念館」 です。作者の生い立ちや妖怪達の世界を紹介して います。 |
水木しげるロードを境港駅方向に見ています。 止まっているバスは「はまるーぷバス」です。 境港市内観光をするには便利なバスです。 |
日野新型ポンチョの「はまるーぷバス」です。観光 スポットを巡る「メインコース」市民の足「生活コース」 に分かれそれぞれ「右回り」「左回り」があります。 |
また境港駅から来た道を戻って米子駅へ向かいま す。今度は「目玉のおやじ列車」が来ました。 |
列車のテールライトが目玉のおやじに!! 遊び心いっぱいの境線の車両です。 |
車両はトイレ付きです。トイレの壁には鬼太郎の イラストが描かれています。 |
天井を見上げればこれまた楽しそうなイラストが♪ |
昔ながらの国鉄色のキハ40系が待機している 米子駅構内です。 |
構内には綺麗な12系客車5両編成がいました。 方向幕は「下関」でしたが・・・臨時でしょうか?? 最近は廃止が相次ぐ客車ですが、良いもの見れた♪ |
米子駅から「特急スーパーおき5号」に乗車します。 |
14:42発「特急スーパーおき5号」の入線です。 一路山陰本線を西に向かい温泉津駅に行きます。 |
山陰本線の松江駅〜宍道駅の区間では「宍道湖」 を車窓から眺める事が出来ます。 |
16:09温泉津駅に到着しました。乗ってきた列車を 見送ります。 |
温泉津駅から温泉街に向かって歩いて行くと温泉 津湾の側を通ります。すっかり日も傾向いて来ました。 |
温泉津温泉街の通りです。普通乗用車がスライド 困難な狭い道路の両脇に宿が立ち並んでいます。 |
本日泊まる「長命館」です。温泉津温泉元湯直営 の歴史ある宿です。今回2度目の宿泊です。 |
「長命館」の木造らせん階段です。手摺に触れると 優しい懐かしい感じが伝わって来ますよ♪ |
温泉津温泉の元湯「泉薬湯」です。発見されてから 1300年の歴史があり自然の湧き湯を加熱しないで 源泉をそのまま湯船に入れている薬効が高いのが 特徴です。湯治目的の利用も多い様です。 |
日本温泉協会の審査で、山陰で唯一「オール5」の 評価を受けた「薬師湯」です。源泉100%のかけ流 しの温泉です。入浴料は\300円で利用出来ます。 |
2008年12月4日(木) 温泉津駅〜JR山陰本線=L特急やくも=
JR伯備線〜倉敷美観地区〜水島臨海鉄道=新幹線=静岡駅
温泉津温泉街の中にある「龍御前神社」です。 せっかくなんで一枚撮影♪ |
温泉津駅から徒歩数分の所にある小浜温泉 「才市の湯」です。以前訪れた時もここには入れま せんでしたが・・・今回も時間の関係で断念!! |
さて♪のんびり楽しんだ温泉津温泉にさよならして 3日目の乗り鉄スタートです。朝日が眩しいです。 |
温泉津駅9:09発の3450D快速アクアライナーです。 まず目指すのは出雲市駅です。 |
9:28大田市駅に到着しました。対向して来たのは 「特急スーパーまつかぜ1号」です。山陰本線は 単線なので駅で上下列車の行き違いをします。 |
9:57出雲市駅に到着しました。駅には昨日の夜 東京から出発して来た「サンライズ出雲」が到着 していました。時間があったので回送の出発を見 送りました。 |
出雲市駅からは10:33発の「L特急やくも14号」に 乗車して伯備線を通り倉敷駅に向かいます。 |
乗車したのはグリーン車です。変則的な2+1列の ゆったりした座席でのんびり伯備線を堪能します。 |
13:28倉敷駅に到着しました。終点の岡山駅まで 行き新幹線に乗ってしまうと静岡に早く着き過ぎて しまうので倉敷美観地区を散策する事にしました。 乗車して来た「L特急やくも14号」を見送ります。 |
倉敷駅から徒歩10分程にある倉敷美観地区です。 倉敷川の両側に江戸時代からある建物が現在も 保存されていて時間の流れが止まった様な所です。 夏場だと柳が青々としてもっと綺麗に見えるんです。 |
この「倉敷考古館」の貼りが瓦が美観地区内で最も 美しい白壁とされているものです。柳の枝が伐採さ れていたのでこの位置から良く見えるように撮影出 来ました |
「倉敷考古館」の正面にある倉敷川に掛かる橋を 撮影してみました。対岸のある建物は西洋風?? 美観地区内の観光案内をしている所です。 少し遅い御昼を食べて倉敷駅に戻りました。 |
少し時間が余りましたので「水島臨海鉄道」に乗り ました。倉敷市駅から三菱自工前を26分程で結ぶ 単線非電化路線の鉄道です。臨海鉄道と言えば 貨物輸送主体ですが、ここは旅客輸送もしている 鉄道なんです。 |
単線なので上下の列車が駅でスライドします。貨物 輸送もしている関係でホームは短いですが駅構内 の直線はすごく広いです。倉敷中心部を抜けると高 架になります。長〜〜〜い直線が続きますが・・・ なぜか列車は20〜30Km位でゆ〜〜〜くり走ります。 |
終点の水島駅に着きました。この先三菱自工前まで の一区間で最終的な終点になります。三菱自工前 の周辺には民家は無く三菱自工の工場に行く人専 用という感じで時間帯によって行く事が出来ます。 |
乗ってきた「MRT300形」気動車です。新潟鐵工所 製造で出力330psエンジンを搭載しています。 通常は白に水色のラインの塗装ですが、この車両は 側面に「ひまわり」が描かれている可愛い塗装です。 |
倉敷市内も散策終了〜♪JR山陽本線で岡山駅に きました。日もだいぶ傾いて来ました。リニューアル 車両の「L特急やくも19号」と一緒に撮影、この後は 新幹線16:28発「ひかり382号」で静岡に帰ります。 |
19:30静岡駅に到着しました。長かった旅も終焉で す。今度は何処に行こうかと考えながら乗って来た 700系を見送ります。JRの「安全」と言う言葉に支え られて来た旅・・・どうもありがとう!! |
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